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イッティージャパン株式会社

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事業責任者のコラム(R2.7)

2020.07.29

最近、生物の '進化' に関して印象的な話題を見聞きしました。

1つは '最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。' という言葉です。よく知られていますが実際にはダーウィン自身やダーウィンの著書では語られておらず、ダーウィンの進化論とは生物は環境に合わせるという目的をもって進化したのではなく、持っている形質が環境に合っていたから生き残ったという自然淘汰の考え方だそうです。私たちが社会環境に合わせて変化することは勿論重要です。但しそれはダーウィンや進化論と結びつける必要はなく、正しく社会環境や変化の狙いを理解することが大切です。

もう1つは '進化とは何か' ということです。現在世界の人口は70億人を超えて地球は人間の星ともいえます。特に20世紀には人口爆発と呼ばれ、19世紀末の16億人から20世紀末には60億人を超える程急速に増加しました。ただし生物の進化という観点から考えると私たち人間が最も進化している訳ではなく、寧ろ非常に原始的な体だそうです。例えば馬は元々5本だった指が走り易い様に1本指に '進化' しています。残りの4本は退化してなくなってしまいました。進化とは効率でその環境において効率のよい方が生き残れる。進化と退化は表と裏の関係だということです。

私たちペッピーキッズクラブも全国に1350教室を展開して11万人を超える会員に通っていただける子ども英会話教室になりました。これまでの社会・事業環境において効率的な運営・より良いレッスンを提供して '進化' してきたとも言えます。生物の進化の考えを今後の私たちの事業運営・生き残りの参考にするならば、私たちに必要なことは環境変化に対応する多様性を備えることです。ただでさえ現代社会は変化が早く今後も様々な状況変化が起こります。今回の学校休校・緊急事態宣言への対応では私たちもペッピーキッズクラブを休講したので私たちの強みである '教室での楽しい英会話レッスン・会員/保護者との対面での繋がり' を発揮できませんでした。ただしその時にオンラインでのレッスンやサービス提供により会員・保護者のご理解を得たことが現在の教室レッスンへの再開・参加に繋がっています。再びオンライン中心でレッスン提供が求められる機会も出てくるかもしれません。その他にも様々な手法・考え方で会員にレッスンや英会話学習のサービスをお届けする準備も必要です。今後も意識的・積極的に新たな取組みを進めて多様なサービスを用意することが大切だと改めて考えています。