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事業責任者のコラム(R2.10)vol.2

2020.10.20

よく英語を習得する為には2000時間の学習が必要といわれます。
また日本人は小学校から高校・大学まで勉強しているのになかなか英語が上達しないともいわれます。
何故私たち日本人には英語習得に苦手意識をもつのでしょうか。


外交官などの専門職を要請する米国務省機関である外務職員局 (FSI: Foreign Service Institute) が英語を母国語とする人が
習得するのにかかる期間を元に各言語の習得難易度をまとめています。
それによると日本語は習得が極めて困難な言語に分類され、2200時間の学習が必要とされています。
日本語と英語には語順や言葉の省略など文法的な違いがあることや文字に平仮名・片仮名・漢字と種類が多く、
さらに漢字には音読みや訓読みといった複数の読み方があること等、日本語と英語は異なる点が多いからだそうです。
私たちだけでなく英語を話す方にとっても日本語の習得は難しいということです。



私たち日本人は多くの漢字を学びますが、小さい頃に漢字ドリルを使い、ひたすら繰り返し書いたり書き順や
とめはねはらいを覚えたりことに、つまらない思いをした方もおられるのではないでしょうか。
そんな漢字の学習ですが、漢字の成り立ちも併せて学ぶと歴史や文化にも視点が広がり興味をもって覚えやすいといいます。



私たちは、今月「学び」をテーマとして社員・従業員が業務に取り組んでいますので、
このテーマを元に少し掘り下げたいと思います。日本語をみると「学」という漢字は、教える者が学ぶ者を向上させる
交わりの場である建物「がっこう」を意味しているそうです。
そして英単語で頭に浮かぶのは Study です。この単語はラテン語で没頭 (熱意・情熱) を意味する stadium と、
打ち込む (専念・勉強) を意味する studio などの単語が語源だそうです。
熱意をもって打ち込むことが学ぶということになります。



これらの漢字の成り立ちや語源を踏まえると、私たちが運営する子ども英会話教室のペッピーキッズクラブは英語・日本語の
双方の意味での学びの場を提供したいと改めて思います。それが世界共通の「学ぶ」ということなのかもしれません。
私たちの教室は講師と会員が交わり会員を向上させる交わりの場所でありたいと思いますし、
会員の皆さんに熱意をもって英語習得に打ち込んでいただくことができる環境をつくりたいと思います。