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イッティージャパン株式会社

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事業責任者のコラム(R2.12)

2020.12.15

今年も残すところ約2週間となりました。年末に向けて今年1年を振り返る機会も増えるでしょうし、

同時に来年の予定や取組みを考える期間でもあります。



学校や習い事関係では年度も大きな節目ですので年を明けるといよいよ年度末が近づいてきます。

現在の学年・学校での集大成の時期となると共に卒業や就職という新たな生活への準備期間でもあります。

私たちが運営する子ども英会話教室ペッピーキッズクラブでも既に新しい年度に向けた取組みや準備が始まっています。



この新たな生活に関連して時々思い出すのが数年前の大学入試での出来事です。

受験に同行する父兄が多くバスが満員となり受験生が乗れず試験の開始時間を遅らせたということがありました。

それ以前には大学の入学式にて学生の数を上回る父母が参加し来賓の方の祝辞にて子離れに言及されたことがありました。

近年では採用活動でも親御さんへの対応が重要になっています。私どもの会社でも社員が親御さんの助言を参考に判断したり、

実家からの通勤希望が増えたりと親子関係や社会の変化を実感しています。



今では私自身も親となりできるだけ子育てや子供の行事に参加しています。

改めて自分の両親と子育ての話をすると文字通り世代間の変化を感じます。

そんな私が自分の子育ての中で印象的だったのは、'子育ては子離れ' という言葉です。

何が子離れでいつどのように訪れるかは分かりません。

子供には多くの可能性を見出し自ら歩み社会の一員としての役割を果たせるように成長してほしいと思うと共に、

親として自立の機会が訪れた時には子供の背中を押してその後の成長を見守りたいと思います。



私は会社や組織での人材育成も同じように考えています。それぞれの社員の生まれ育った環境や個性は様々です。

社会人になると学生の時とは異なり入学や卒業といった定期的で明確な節目も無くなります。

その代わりに担当業務の変更だったり異動や昇進、人によっては私生活での変化だったりと様々な機会が訪れます。

自分が掴んだ機会もあれば外的な要因で予期せぬ機会がおとずれる場合もあります。

事業責任者として社員に考え方や行動を指導して機会に備えたり多くの機会を作り出したりすると共に、

社員には訪れた機会を前向きに逃さず掴んで成長の節目にしてほしいと思っています。