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イッティージャパン株式会社

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事業責任者のコラム(R3.11) 「二宮尊徳」

2021.11.02

2021年も残りあと2ヶ月となりました。

年初から私たちの子ども英会話教室の運営や皆さんの生活に様々な影響を及ぼしてきた新型コロナも

最近は多くの方々の努力と心掛けにより感染が減少しています。

引続き感染予防を心掛けて感染が拡がらないことを期待しています。



私たちiTTTiジャパンでは毎年優秀な結果を残した支社と講師を表彰しています。

例年は5月に全国から集まって表彰式を行いますが、昨年に引き続いて今年も内容を変更せざるを得なくなりました。

講師の表彰は5月に全国の支社に小さなくす玉と全国のご当地お菓子を配布すると共に

全国をオンラインで繋いで実施しました。

優秀支社の表彰は新型コロナが減少した10月以降にはこちらから訪問して表彰式と懇親会を行っています。



優秀支社の表彰で訪問した場所の1つである小田原市は二宮尊徳の出身地です。

小学校にあった薪を背負った像を覚えている方も多いと思います。

最近は勤勉への価値観の変化や歩きながらの読書に対する様々な受け止め方から像が撤去されていると聞きます。

二宮尊徳は裕福な農家に生まれましたが川の氾濫で田畑を失い父親と母親を亡くしたので叔父さんに預けられました。

夜に明かりを灯して本を読んでいると油が勿体無いと叔父さんに怒られ自分で菜種を栽培して油を交換して本を読むのですが、

百姓に学問は要らないとまた叱られます。そうして薪を背負い歩きながら本を読むようになりました。



ここでは二宮尊徳のその後の活動を紹介したいと思います。

勤勉と倹約に努めて田を開墾すると共に他家に奉公して田畑を買い戻して家を再興しました。

家老服部家に依頼され家計を立て直したのをきっかけに藩主大久保忠真の命令で小田原藩の分家が治める

下野桜町領 (栃木県真岡市) 復興に着手しました。身分制度が厳格な江戸時代に農民が藩士として登用されて

領地の再興を任されるのは極めて異例なことです。

その後も各地の復興事業や飢饉救済に多忙を極めて晩年には幕臣に取り立てられました。



二宮尊徳の哲学である「報徳思想」は後に多くの経済人に影響を及ぼしました。

様々な価値観や意見はあると思いますが、子供の時に困難を克服して勉強し続けてその後大きな功績を残したことは

改めて勤勉の大切さを私たちに伝えてくれます。

私たちも子ども英会話教室ペッピーキッズクラブを通して子供たちに学びの場を提供し続けたいと思います。