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事業責任者のコラム(R4.3)vol.2 カードゲーム「2030 SDGs」

2022.03.02

先日「2030 SDGs」というカードゲームに参加しました。カードの種類やルール、私たちの考えや行動等、

結果を見て解説を聞くと、本当に色々な示唆に富むゲームでした。是非社員や責任者研修に取り入れたいと思います。



ここではSDGsについて学んだ中で、「学ぶこと」・「行動すること」の大切さを紹介したいと思います。

1つ目は、'2ユーロのTシャツ' です。2015年、ドイツのベルリンにTシャツを1枚2ユーロ (約270円) で購入できる自販機が

設置されました。多くの人が関心を示し、硬貨を投入して、希望サイズを選択します。

その後に表示されるのはこのTシャツを作る人々です。工場で働く何百万もの人々の中から1人、

マニーシャさんという女性がクローズアップされます。彼女は1日16時間働いています。時給は16円です。

1日働いて得られる収入は約256円です。この動画を見た後、お金を入れた方は購入か寄付を選べます。

9割の人が寄付を選んだそうです。殆どの人は買い物をする時に商品を作る人や作られた環境を意識することはありません。

しかし、私たちは知らずに購入するというだけで彼女たちの劣悪な労働状況を受け入れてしまっているのかもしれません。

常に学ぶ姿勢が無ければ知ることは限られます。



もう1つは、' ハチドリのひとしずく' という南米アンデス地方の先住民に伝わる話です。

森が燃えて、森に住む動物たちが我先に逃げています。そんな中でもクリキンディという名のハチドリだけは

くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。

動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるのだ」といって笑います。クリキンディは答えました。

「私は、私にできることをしているだけ」クリキンディは、周りのハチドリに伝えました。

「あなたも一滴だけ水を運んでくれませんか?」2回伝わると4羽が、3回伝わると8羽が、10回伝わると1024羽が、

20回伝わると100万羽以上が、そして40回伝わると1兆羽以上のハチドリがやってきて、

あっという間に火事を消してしまいました。そして動物たちの生命と暮らしは守られたのです。



私たちは学ぶことで行動が変わります。

そして1人1人が行動することで社会を変えたり新しい未来に繋がったりします。

SDGsやカードゲームを通じて気づいたことを是非私たちの生活や仕事の進め方に取り入れようと思います。